創立年代は未詳ですが、刈谷市内で最古の寺院とされています。
かつては真言宗か天台宗のお寺で、室町時代の応永年間に、庭厳門公長老がこの寺に住持していたとき、遠州浜松(現静岡県浜松市)にある曹洞宗普済寺の利山義聰(りざんぎそう)和尚が留錫しました。
そのとき庭厳門公長老は利山義聰和尚の高徳に帰順し自ら弟子となって、応永10年(1403年)利山義聰和尚を海会寺第一祖として開山され、曹洞宗のお寺となりました。
利山義聰和尚の高徳に慕って、四方から多くの弟子が集まって来たので、この寺だけでは狭くなり応永20年(1413年)に、楞厳寺(現刈谷市天王町)が創立されました。
境内には、シイの巨木があり、その幹周は8.8メートル、樹高は10メートルあります。